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デザイン初心者が使うべき3つのモリサワフォント

デザイン初心者が使うべき3つのモリサワフォント

未経験からWebデザイナーを目指す、アラフォー女のなすかです! みなさんフォント選びどうしていますか? どれを選べばいいか迷いますよね。

でも「フォントなんてどれも一緒じゃない?」「買うと高いしフリーフォントで十分」と思っているそんなあなたにこそ使ってほしいフォントがあります。それが『モリサワフォント』

プロのデザイナーを目指すなら、絶対に一度は使ってみるべき3つの『モリサワフォント』を独断と偏見でご紹介いたします。

【目次】

  1. 『モリサワフォント』とは?
  2. おススメその1『新ゴ』
  3. おススメその2『ゴシックMB101』
  4. おススメその3『秀英明朝』
  5. さいごに

1.『モリサワフォント』とは?

モリサワフォントとは?

『モリサワフォント』は大手フォントメーカーの株式会社モリサワが提供するフォントです。『モリサワフォント』を使うには、レンタル式の定額制サービス『MORISAWA PASSPORT』を契約する。または買取り式の『MORISAWA Select Pack』を購入するの2パターンあります。
すでに『Adobe Creative Cloud』を利用中なら、Adobe Fontsで『モリサワフォント』の一部が無料で使えます。

いずれのパターンも有料でお値段も決して安くはありません。ですが、初心者だからこそ『モリサワフォント』を推したい!と思うポイントが2つあります。

日本語フォントのラインナップが多い

まず1点目は『モリサワフォント』の大きな特徴でもあるラインナップの多さ。とくに使い勝手のいい日本語フォントのラインナップは業界トップクラスです。日本語のフリーフォントだと漢字にも対応した物ってまだ少ないんですよね……。

『モリサワフォント』を使うことで
初心者でも「それっぽい」デザインを作れること

次に2点目の初心者でも「それっぽい」デザインを作れることですが、なぜ『モリサワフォント』を使うことで「それっぽい」デザインになるのか?

それは『モリサワフォント』が公共物のサインなど街中にあふれる数多くの媒体で使用されている。つまり多くの人々にとって、どこか見たことのある違和感のない書体だから。人は見慣れたものに対して親しみや安心感を抱きますよね。

ところで「それっぽい」デザインなんて「オリジナリティに欠ける」と違和感を覚える人もいるのでは?
しかし、初心者ほどオシャレでカッコいい見た目重視のデザインを追求してしまいがちです。その結果、何を目的とした物なのか伝わらない「素人っぽい」デザインになることもしばしば。

見た目も勿論大事ですが、まず初心者の域を脱する第一歩は「それっぽい」デザインを作れることだとなすかは考えています。

値段は高いけど使うメリットがある

とはいえ初心者にとって高価な『モリサワフォント』はハードルが高く感じるでしょう。ですが良い物を早い段階で取り入れることで、そのデザインに適切なフォントを見極め使いこなせるスキルが養われていくはずです。

以上前置きが長くなりましたが、なすかがおススメする『モリサワフォント』をご紹介いたします!

2.おススメその1『新ゴ』

新ゴ

『モリサワフォント』を代表するフォントのひとつ。ウエイト(書体の太さ)が豊富なので、名刺からポスターまで大小様々なツールで応用が利きます。遠くから見ても分かりやすく読みやすいことから駅の標識をはじめとする公共サインでもよく使われています。

POPのキャッチコピーや、カジュアルな雰囲気を持たせたいプレゼン資料などに使うのもおススメですよ。

こちらは『新ゴ』をバナーのキャッチコピーに使ってみた例です。
キャッチコピーはユーザーを引き付ける大事な部分なので、ぱっと目について読みやすい『新ゴ』は使い勝手がいいですね!

新ゴの使用実例

3.おススメその2『ゴシックMB101』

ゴシックMB101

『新ゴ』に並ぶ『モリサワフォント』を代表するフォントのひとつです。世に似たフォントはたくさんありますが『ゴシックMB101』を一度使えばその違いが分かります! その力強さと安定感は他の追随を許しません。
とくに読ませたい&強調したい文字に『ゴシックMB101』を使うと画がビシっと締まります。実際に映画のポスターや雑誌のキャッチコピーでもよく使われていますよ。

ゴシックMB101の使用実例

こちらは『ゴシックMB101』をDVDジャケットのタイトルに使ってみた例です。背景に埋もれることなくタイトルの存在感が際立っていますね! タイトルの存在感を強調するため、背景写真と文字色のコントラストを強くしています。

4.おススメその3『秀英明朝』

秀英明朝

主に書籍の本文に使う書体として活躍してきたことから、紙媒体でその実力を大いに発揮します。逆に言うとWeb媒体には少し不向きです。なぜなら横線が細いため液晶画面で表示した場合かすれて見えるから。とくにスマートフォンのような小さな画面上で表示するテキストに使うのは推奨できません。

もしWeb媒体で使用する場合は、バナーのキャッチコピーファーストビューのメインビジュアルなど画像の中で使うことをおススメします。

秀英明朝の使用実例

こちらは『秀英明朝』をバナーで使ってみた例です。ハライの先端をリボン風に装飾することでよりおしゃれな雰囲気が演出できます!

ちなみに、なすか個人的に好きなのは『ゴシックMB101』と『秀英明朝』を組み合わせて使うこと。ビジネス書のタイトルデザインなどにもよく使われており、文字のインパクトを前面に打ち出したいときにGood!

ゴシックMB101と秀英明朝の使用実例

こちらが『ゴシックMB101』と『秀英明朝』を組み合わせて使ってみた例です。文字のジャンプ率を高くすることで力強さが生まれ、タイトルに説得力が出ますね!

5.さいごに

いかがでしたでしょうか? 「デザイン初心者が使うべき3つのモリサワフォント」をご紹介しました。
少しでも『モリサワフォント』の魅力とその使い勝手の良さが伝わると嬉しいです! 個性も大事だけど、やっぱり王道は外せないなと改めて思いました。

最後になりますが……

いくら様になるからといって、むやみやたらに使うのではなく

  • そのフォントを選んだ理由を説明できるようにすること。
  • 文字詰めをきちんと行い美しく見せること。

以上2点を心がけて使いましょう!

(文/なすか、イメージ画像/ぱくたそ、イラスト/イラストAC)

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