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動詞フォーカスメソッドの3ステップ≒語学習得の秘訣
皆様こんにちは、網野です。
連載させて頂きました「動詞フォーカスメソッドTOEIC勉強法」も今回で最終回となりました。
これまで16回にわたって、私が英語そして多言語を学び、仕事に生かす中で構築した語学習得法「動詞フォーカスメソッド」に基づき、
を提案させて頂きました。
そしてこれらを通して、動詞フォーカスメソッドを取り入れることによりTOEICのスコアを確実に上げられること、そして英語力そのものを向上させることができることをアピールしてきました。これをお読み下さっているあなたにも、これまでお話ししてきたこと、ご紹介してきた勉強法を実践して頂きたいと思います。
それはすべてのパートに対してでなくてもかまいません。
たとえば最近、拙著『まずは動詞を決めなさい。』の読者の方で、動詞フォーカスメソッドを取り入れた英文並べ替え問題作り(同書3章p123・Do howアプローチ⑥)をされている方のブログに出会い嬉しくなりました。(http://morour.com/wp/category/verb)
ブログで紹介されていた英文の中でTOEIC問題は
主に≪パート1≫の問題文でした。
確かに「動詞→主語→動詞の後の言葉」の回路を頭に築くうえで、明確な動作動詞を使ったSVOパターンの文が多い≪パート1≫から入ることは大変お勧めできます。初級レベルの方はもちろん、900点台の方にとっても有効なエクセサイズになります。
もちろん、並べ替え問題作りはどのパートの問題文で行うこともできます。
並べ替え問題はわかったけど、これまで紹介された方法ってどんなだったっけ……と思われたかもしれません。
そこで最終回の今回は、
パート別の解き方の秘訣 と 日々の英語学習への活かし方についてそれぞれを簡潔にまとめさせて頂きます。
選択肢の英文の動詞を正確に聞きとる。名詞に飛びつかない(名詞に気をとられると正解しにくい)。「人や物の動作・状態」を正確に表す動詞を含んでいる選択肢が正解であることが多い。
問題文は疑問文が中心なので、話者が何を問いかけているかを意識しながら(その中心は疑問詞+動詞にあることが多い)フルセンテンス正確に聞き取る。選択肢ではWhyに対するBecauseなど、答えであることを示す接続詞を省略しているものが正解であることがしばしばある。
試験テクニック:
常にその問題のナレーションが始まる前に設問と選択肢を先に読み取る。ダイアローグの音声が流れている間にNo.41-43の正解をすばやく探してマークする。次の問題文(44-46)のナレーションが終わるまでの間に44-46の設問と選択肢を読む。設問は疑問文であることが多いので、疑問文は疑問詞(whatなど)→動詞→動詞の主語→動詞の後の言葉の順に読み取る。
(例)What problem are the speakers discussing? : What→ are discussing → the speakers →problem の順
試験テクニック:
最初のDirectionが流れている間にNo.71-73の設問と選択肢をすばやく読み、71-73のナレーションが流れだしたら答えを「釣り」ながら聞く。
(「釣る」: 設問と選択肢に関係ありそうだと思う部分を特に集中して聞くこと) 設問の音声が流れたらすぐに答えをマークし、次の74-76が始まるまでの間に74-76の設問と選択肢を読む……これを繰り返す。
動詞の語彙や語法をダイレクトに問う問題や、問われている部分と問題文中の動詞との関係がわかりやすい問題が多い→動詞フォーカスメソッドを実践することによるスコアアップが真っ先にできるパート。
効果を早期に実感できる勉強法として、TOEIC単語集で動詞を優先的に勉強し、ジーニアス英和等の辞書でそれらの動詞の語法をマスターすることが挙げられる。また、単語集で動詞以外の単語を覚える場合は必ず例文中のその単語と動詞との関係をつかむ(主語である・目的語になっている・目的語を修飾している等)
長文のため、穴埋め部分だけでなく英文全体を動詞中心にできるだけ速く正確に読むことが大切。
試験テクニック:
穴埋め部分3か所の選択肢をすばやく読み取る→問題文の文章を動詞を意識して読み、正解がわかったものからマークする。
試験テクニック1:
いきなり設問と選択肢に目を通すよりも、パッセージを読み始めてテーマをつかんでから問題文と選択肢に目を通すことをお勧めします。答えがわからなければもう少し、あるいは最後まで読んでからでもよい。
ただ1問1問ばらばらに解くのは効率が悪いので、できるだけ全問まとめて目を通した方がよい。
試験テクニック2:
NOT問題(パッセージ中で「述べられていないこと」を問う問題)、正解肢は残り3つに比べて具体的な言葉が使われていたり、残り3つが「述べられていること」が明らかで消去法で解ける場合が多い。
そのパッセージの問題セットの中でNOT問題を先に読み、パッセージで「述べられている」とわかる肢を消去する。
A:問題文の写真を見ながら、それぞれの選択肢にどういう動詞が使われているかを意識しつつ選択肢の音声を繰り返し聞く。正解肢以外の選択肢も動詞のボキャビルになる。動詞のバリエーションが豊富なので≪パート1≫に出てくる動詞を身につけるだけでもかなり会話力、英語力がアップします。
B:写真を見ながら、自力で「動詞を使って」読み取れる情報を言葉にする。 写真から読み取れる情報というと人・物の存在を表すのにThere isを使いたくなるが、間違いではないとしてもこれに頼っていると豊富に存在している動詞が頭に入らなくなり英語のレベルアップにつながらない。
C:並べ替え問題作り(全パートに適用可能) 正解肢の英文を(動詞を目立つ色にして)語順をばらばらにして書き出し、まず動詞→動詞の主語→動詞の後の言葉のイメージで単語を並べ替えて元の英文にする。
(例)公式問題集4 TEST2 No.3
One woman is trying on hats.
(1人の女性がいくつかの帽子を試着している)
→[hats, woman, on, One, is trying ]
「試着している」is trying (on)
→(One) woman → hats ⇒元の英文
A:トランスクリプトなしで勉強する場合(移動中など)
B:トランスクリプトありで勉強する場合
A:ダイアローグの英文を、使われている動詞を意識してそのまま身につける
B:設問とダイアローグの表現を比較する
設問のほうはダイアローグの「内容」を聞いているため、ダイアローグよりも抽象的な表現→ネイティブでも子供にはできない言い回しが使われている。また言い回しのレベルにそれほど差がない場合でもパラフレージング(言い換え)の学習ができる。
(例)
I’d have to call him.(彼に電話しなきゃ)
⇔She plans to contact a coworker.(彼女は同僚と連絡を取る予定です)
ナレーションの音声とトランスクリプトの英文を、使われている動詞を意識して身につける。
特におすすめはバイリンガル音読(訳文1→英文1→訳文2→英文2……の順あるいは英→日の順で音読する方法)
日本語でこういいたい場合に英語ではどういう動詞を使ってどのように表しているかに注目する→全パートに適用可能ですが、≪パート4≫では特に日本人学習者が苦手とする未来進行形時制が使われる頻度が高い(内容的に、「予定」を表すことが多いため)
数をこなすことで、どういう場合にどのような動詞の未来進行形が使われるかを体得することができる。
ライティングに役立つ英文を身につけるため、訳文をみて英語でどう表すか自分で考えてから原文を読む学習:「再構築」がお勧め。会話文よりも引き締まった文が多い。英文を「締める」ために動詞が効果的に使われている。
≪パート5≫と同様の学習「再構築」がお勧め
→センテンスごと/段落ごと/全文のように自分に合った難易度で、訳文から英語を再構築する。
パッセージはさまざまなジャンル・スタイルの英文のお手本として活用できます。
活用法1:動詞を使った、文章レベルの英借文のお手本としてパッセージを身につける
ジャンルを確認する
→動詞に線を引く
→パッセージを「自分が書いている」イメージで数回音読する(わからない単語は辞書OK)
→和訳を見ながら英文を音読するか、音読しながら書き出す。
活用法2:英会話レッスンの独習
動詞に線を引きながらパッセージを音読する→設問に答える(最初答えを見ないで自分で考えてから、答えを見て音読する)→問題を自分で考えて自力で答える練習をする。
NOT問題の正解肢以外の選択肢を参考に「述べられていること」を挙げるパターンがやりやすい。選択肢を読むだけでなく、パッセージで使われている言い回しと、選択肢の言い回しを読み比べることが有効です。
まとめは以上です。
ぜひ、過去ログをいま一度お読みいただき、TOEICのスコアアップと英語力そのもののレベルアップにお役立て下さい。
これまで本稿をお読み頂きありがとうございました。
再びあなたとご縁がありますことを心から願っております!
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多言語翻訳者
1970年7月生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身。
上智大学法学部を卒業後司法試験に挑戦するも不合格を繰り返し、うつ状態から立ち直るために始めた英語学習に活路を見出す。
在日インドIT企業で通訳翻訳業務に就き同時期に英検1級・TOEICスコア980取得。
重度重複障害児の長女の介護と次女・長男・三女の出産子育ての傍ら多言語を学習し、英西伯仏伊露中韓独の9か国語で翻訳等の語学業務を受注。この経験を通して独自の語学習得法「動詞フォーカスメソッド」を確立。
長男出産後の2006年、英語勉強法教材「30歳からできたラクラク英語マスター法」を作成、2011年インフォトップ総合1位獲得。以降、中国語・フランス語入門教材作成他、2013年サンマーク出版より「まずは動詞を決めなさい。」出版。
また2014年、2015年にごきげんビジネス出版より英語系電子書籍出版。
趣味・特技:
多言語バイリンガル暗唱芸(instagramに動画あり:ユーザーネームaminochiyoko)
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)女子フィジーク選手。
2016年5月東京オープンボディビル選手権女子ビギナー4位入賞、2017年7月東京クラス別ボディビル選手権女子フィジーク158cm級4位入賞、同11月北区オープンボディビル選手権女子フィジーク4位入賞。
筋トレを中心にしたボディメイクと厳しい減量を通してダイエットの経験値を高めノウハウを蓄積している。
※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。
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