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こんにちは! 関西出身歴女のわとそんです。
上京してもうすぐ1年。
土地のことを知るには歴史から入るタイプにも関わらず、「東京に魂は売らへん!」という
謎の意地が邪魔をして、一歩踏み出せずにいました。
そんなとき、江戸と東京の歴史や文化を伝える江戸東京博物館(以下、「江戸博」という。)というものが
両国にあるということを知り、「どんなもんなんやろ」と、今回、取材させていただきました。
東京の歴史の魅力をたっぷりお伝えします!
江戸博は両国にあります。
隣には両国国技館、周辺には相撲部屋があり、相撲色強めです。
敷地内には徳川家康像があるんです!
とにかく大きくて、これでもかというほど見上げました。
台座を含めると8m弱あるそうです。
これは徳川家康がキーパーソンという暗示なのか……?
江戸博内は、江戸ゾーンと東京ゾーンに分かれています。
最初にお伝えしておきます!
江戸博はこんなに大きいので、ゆっくりじっくり観たらきっと半日かかります。
よって、今回は時間の都合上、
江戸ゾーンを学芸員の早川さんにご案内いただきました。
入館してまず目に飛び込んできたのは、
日本橋の復元模型!
とーーーっても迫力があり、思わず声がでてしまいます。
橋の幅は当時と同じ約8m、長さは半分の約7.5m(当時は約15m)で復元されているそうです。
そんな趣のある橋を渡れば、そこは江戸時代……!
寛永(徳川家三代将軍家光の時代)の町人地や江戸城、大名屋敷等の模型があります。
屋根や町人の衣服、道具にいたるまで、絵巻物などを参考に、特注でひとつひとつ作られた物だそうな。
双眼鏡を使えば、町人の会話が聞こえてきそうなほど当時の活気を感じられます。
寛永の町人地の模型(上記写真左)に表現されているこういった長屋や屋敷の密度も、人口の多い江戸ならではだったのだとか……。
また、「火事と喧嘩は江戸の華」とよく言いますが、江戸は町人が多く安価な板葺きの屋根が多かったので大変燃えやすく、家事が多発していたようです。
しかし、燃えにくい瓦屋根は高価なので、なかなか普及しませんでした。
つまり、この模型の瓦屋根の家はお金持ちだったんですね。今も昔も変わらないのか~世知辛い世の中です。
そして気になっていた徳川家康について。
江戸という土地に目をつけたのは、太田道灌という人で、そこに幕府を開き、町として整備したのが徳川家康とのこと。
漠然と一から徳川家康が江戸を開拓したのかと思っていたけど、なんとなく江戸の原型はあったんかーい!
話はそれましたが、同階(6階)には駕籠に入る体験ができるコーナーがあり、写真を撮る人がひっきりなしでした!
海外の方が好みそうな甲冑も6階にあります!
続いてひとつ下の階(5階)へ進みます。
先ほどの6階では江戸の町全体や武家の生活についての展示でしたが、5階では町人の暮らしにスポットがあたり、
長屋の実寸大模型が並びます。
様々なお宅を覗くと商売と生活の場が同じだったことが分かります。
浮世絵の展示もいたるところにあります!
浮世絵は、1ヶ月間しか展示できないという規則があるとのことで、1ヶ月に1度展示作品が替わるそうです。
こういった頻繁にある展示替えも、江戸博の見所!!
来るたびに新しいものが見られるのも楽しみの一つですね!
また、火消しの纏の持ち上げ体験をしてみました!
(纏というのは「今ここで火事が起きている」という目印。)
……予想をはるかに上回る重さでした。(約15kg)
火消しに関することで一番衝撃だったのは
火消しは火事の際、火を消すのではなく建物を壊すことが仕事だったこと。
当時は大量の水を用意することが難しかったので、とにかく延焼を防ぐことが第一優先だったそう。
確かに絵巻物を見ると、火消しの皆さんは建物を壊すための棒(鳶口)を持っています。
浮世絵や寺子屋、洗濯事情、薬、祭に使う山車、両国の花火などなど町人文化に触れ、
江戸の豊かさを体感することができました。
こうした文化の発展という生活の余裕は、都会である江戸だからこそ起こったことなのだそうです。
(農村部では大人から子供までみんなが労働力で、都会に比べると天候や天災による農作物の豊作か不作かの影響がかなり大きかったようです。)
江戸ゾーン最後にある芝居小屋・中村座です。
お分かりいただけますでしょうか。このサイズ感。
こちらも実寸大です。
大きくて迫力ありますよね~!
煌びやかで当時の最先端だったことが伺えます。
……とここで時間切れとなってしまいました。
早川さんありがとうございました!!
東京ゾーンは写真でチラッとだけお見せします。
明治の文明開化から最近の流行まで幅広く展示されています。
常設展示室では予約をすれば、ボランティアガイドを頼めます。
たくさんの海外の方が依頼されていて、ご年配の方が英語で案内されているのが、かっこよかったです!
江戸博の凄みはやはり、実際にタイムスリップしたように感じるドラマチックな演出ではないでしょうか。
歴史や博物館の静かな雰囲気が苦手な方でも純粋に楽しめると思います。
江戸博には、江戸・東京の文化や粋について考え、感じるきっかけとなればいいなという思いが込められているそうです。
お話を伺った中で印象的だったのは、粋の概念はひとそれぞれであるが
たとえば建築にしても木と紙と土しかない、限られた資材の中でいかにかっこよく見せるかと磨き上げてきたのも粋のひとつであるということ。
「粋ってなんやねん」と本当に思っていた私。
これは、到底言葉で表せるものではないなと反省。
当時の人々は、高い屋根や豪華な装飾を見上げて何を思ったのでしょうか。
実寸大の芝居小屋復元模型を前に、ロマンを感じずにはいられませんでした。
(文・撮影/わとそん、写真/東京都江戸東京博物館)
※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。
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