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こんにちは。
ディープを求めて、“春夏秋冬”、彷徨(さまよ)いのタタラくんです。
今回の彷徨い場所は、ずばり出雲。
旅のキーワードはスサノオ、姉のアマテラスが天の岩戸に引き籠もり地上を真っ暗にした元凶を作った
暴れん坊の神様です。
出雲大社の今の主祭神は「大黒様(だいこくさま)」や「因幡の白兎」で有名なオオクニヌシですが、
中世の300~400年間はこのスサノオでした。
知っていましたか?
そしてなんと言っても「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)退治」の神話で絶大な人気を誇る神様です。
こんなスサノオの足跡を辿ってみましょう。
姉アマテラスに高天原(タカアマハラ)を追放されたスサノオは、人間界の出雲に降り立ちます。
そこで後の妻となる美しいクシナダヒメに一目惚れ、ヒメを助けるためにオロチを退治するのです。
ここは、雲南市木次町にある「八本杉」です。
スサノオが退治したオロチが生き返って人々に危害を加えないように、八つの頭を埋めその上に杉を植えた場所と言われています。
今は住宅に囲まれていますが、高く繁った八本杉は遠くからも認めることができました。
オロチを退治したスサノオは、クシナダヒメと結婚して須賀の地に住みます。
この須賀宮が日本書紀・古事記の「日本初之宮」、今の須我神社です。
宮が出来上がったときに、
八雲立つ
出雲八重垣
つまごみに
八重垣つくる
その八重垣を
と詠まれました。
これが和歌の発祥であり、この「出雲」が出雲の国名の起源と言われてます。
ちなみにスサノオがこの地にやってきた際、
「吾が御心清々(すがすが)し」
とおっしゃったので、この地は、“すが(須賀)”と呼ばれるようになったとか
スサノオが一目惚れした、クシナダヒメの生誕の地と言われるのが、奥出雲町にある稲田神社です。
とても素朴で静謐(せいひつ)な時の流れを感じさせる社(やしろ)です。
クシナダヒメは7人の姉のように、オロチの生け贄になるはずだった8人姉妹の末娘でした。
人間界に追放になったスサノオに櫛(くし)に変えられて助かります。
神社の近くにはクシナダヒメの使ったとされる「産湯の池」やへその緒を切ったとされる竹林の
「笹の宮」が今も残っています。
この神社の「蕎麦」がとても美味しくて蕎麦目当ての人たちもたくさんいらっしゃいます。
奥出雲町は田んぼと森が広がり
「日本の原風景ってこんなんだったろうな」
と感じさせるところでした。
「奥出雲は山里である」
と言っても、決して過言ではありません。
山里と言えば清流。清流の生き物と言えば「イワナ」と「ヤマメ」ですが、国の特別記念物である「オオサンショウウオ」も清流の生き物。
『オオサンショウウオ生息地』と古ぼけた看板のある山里で地元の人が、
「運が良ければ見られるかも。でも、まっぴるまだからな~見つけられるかな」
と。
俄然見つけてみたい! とやる気となり、しばらく探し回りました。
すると、なんと見つけました!!
これまでに岡山と大分で、水槽越しには対面しましたが、“清流のオオサンショウウオ”は初めて!!
出雲国風土記には、スサノオ(須佐之男)がこの地に最後の開拓に来て、
「この国は小さい国であるがよい処である。自分の名は石木につけない、この土地につける」
として自分の御魂を鎮められた、という意が書かれているそうです。
ですからここの住所は、出雲市佐多町須佐。
スサノオを祀っている神社は多くありますが、その魂を祀っているのはこの須佐神社だけです。
ここはパワースポットとしてもとても有名で若い女性も多く訪れます。
特に本殿の裏手にある地元の人が親しみを込めて「大杉さん」と呼ぶ樹齢1300 年を超える杉は人気です。
「大杉さん」は本殿と森に囲まれ、鬱蒼とした雰囲気の中にたたずんでいます。
目の当たりにするとパワーと言うか霊気と言うか……。
今までにない何かを感じたような気がしました。
この須佐神社には「須佐の七不思議」って言うものがあります。
個別の説明書には、こんな愛嬌のあるスサノオの姿も描かれていますよ。いかがだったでしょうか?
「スサノオが往く! 『令和、出雲ディープ旅』」を最後までお読みいただきありがとうございました。
出雲の魅力は、見るところは限りなく、食べ物は絶品、温泉は極上等々ほんとうに語り尽くせません。
その中で今回は、タタラくんの“ディープな魅力”をお届けしました。
この記事をきっかけに少しでも出雲にご興味を持っていただけたならうれしいです。
そして、もしご自分の出雲を探しに出掛けられる小さなきっかけになったなら感謝感激です。
須佐の里はどこまでも長閑(のどか)で、スサノオを護るかのように“龍雲”が現れました。
(文・写真/タタラくん)
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