商売繁盛だけじゃない!　招き猫の魅力

【目次】

1. 招き猫の手。挙げる手によって意味が違います。実はそれだけではないのです。
2. 招き猫の色。毛並みにも意味があると知っていましたか？
3. 招き猫の海外仕様。可愛がられてます。
4. 4.最後にご挨拶

1.招き猫の手。挙げる手によって意味が違います。実はそれだけではないのです。

雌雄セットで飾るのも素敵ですよね。

では時々見かける、両手を挙げている招き猫はどうなのでしょう？
この猫は、「金運や幸福、人や縁をたくさんたくさん招く」ので、喜ぶ人と、「たくさん願いすぎて欲張りすぎ！手に負えないよバンザーイと「お手上げ万歳」になる」と、嫌う人もいるのでプレゼントする際は気を付けましょう。
ねこずき はどう思っているかと言うと、もちろん可愛いお猫様はどれも素敵です！

2.招き猫の色。毛並みにも意味があると知ってましたか？

三毛猫は色でいうと白に当たるそうですが、たくさんの真っ白な招き猫と出会えるところがあります。
「招き猫発祥の地」の一説があるお寺「豪徳寺」が東京にあります。
豪徳寺では招き猫を「招福猫児（まねぎねこ）」と言い、祀る為の「招福殿」があります。
様々なの人々により奉納された招福猫児が右手をあげ、数多く飾ってあるので有名です。
 ♦ 世田谷区HP ♦

色にも意味があります。 黒猫は西洋では不吉とされおり、最近の日本でもそのイメージが先行しているようです。 しかし、平安時代から戦前の日本では、夜目のきく黒猫は「福猫」で魔除けや幸運の象徴だったそうです。そこから、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持っています。

黒い招き猫というと、「日本最古の黒招き猫伝説」があるお寺「檀王法林寺（だんのうほうりんじ）」が京都にあります。
江戸の中頃より、主夜神尊の銘を刻んだ招福猫が作られ、民衆に受け入れられていたことが伝わってます。
不思議な神通力のあるこの像は、右手を挙げ、黒色をまとった珍しい様相。
この「右手招き猫」は他が模作することを禁じられるほど、固有の信仰をあつめていたとされていたそうです。
 ♦ 檀王法林寺HP ♦

他にも様々な色の招き猫があります。
色とりどりの招き猫を飾って福を招いてみてはいかがでしょうか。
白色＝開運招福、赤色＝無病息災、黒色＝家内安全
金色＝財運出世、銀色＝満願成就、黄色＝金運万来
桃色＝恋愛成就、緑猫＝必勝合格、青色＝健康長寿

3.招き猫の海外仕様。可愛がられてます。

アメリカでは招き猫は 「welcome cat」 や 「lucky cat」。ドル硬貨持ってるのは「dollar cat」等と呼ばれています。
瞳の色は青色をしています。そして、よく見てみると手が……手の向きが違います！逆です！
これは、アメリカと日本の習慣の違いから来ています。アメリカのジェスチャーで「Come on！」と人を誘っています。

よく中華街で見かける逆さまになっている福の字。「倒福（dao fu ）」と言います。
福が来るという意味の「到福」と「福」を逆さまにすることを意味する「倒福」が同じ発音であるため、「福」を招く意味で使われています。
また、倒福は「福気・福運」のご利益もあるそうです。たくさんの福を招き猫に招いてもらいましょう。

近年はヨーロッパでの注目も高まっているようです。
クリスタルガラスで有名なフランスのバカラ社、磁器人形で有名なスペインのリヤドロ社も招き猫を製造しています。

4.最後にご挨拶

いかがでしたでしょうか。 ねこずき は、どの招き猫も可愛すぎるととても悶えています。
そして小さいとはいえ、これからも増えていく可愛いお猫様に部屋のスペースがピンチになりそうな予感がします。
では、この福を招くお猫様『招き猫』を身近に感じて、明るい生活を過ごしていきましょう。

（文・イラスト／ねこずき）