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こんにちは! 映画大好きライターホズミ カノです。
雨が多く、気持ちも落ち込みやすい季節になってきました……。
重~い湿気と雨に濡れたときのべたべたした感触って、どうしてこんなにも気持ちを落ち込ませるのでしょうか……。
さっそく書きながら落ち込んでしまいましたが、梅雨に負けてる場合じゃありません!
気持ちだけでも、爽やかに過ごしていきましょう♪
というわけで今回は、ジメジメした気分を吹き飛ばしてくれる映画『シング・ストリート 未来へのうた』をご紹介します!
14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナの大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。(映画.comより)
用事がない雨の日は、雨の音を聞きながらお茶を飲み、思い出にひたるのが好きです。
高校時代の思い出といえば、素人で集まり、作成したいろいろな作品……。
なかでも、いまも家にビデオテープが残っているのが、ミュージックビデオです!
曲は既存のものを使用するというライトなものでしたが、話し合いの結果「ストーリー性のあるものにしたい!」と台本、カット割りを用意。
衣装や小道具も、友人の友人の友人にまで協力してもらって集めました。
そしてこの『シング・ストリート 未来へのうた』も、街で見かけた女の子の気を惹くために主人公が使った口実がミュージックビデオの撮影!
主人公はミュージックビデオを撮るためのバンドをつくり、オリジナルソングをつくるという異色の順序で行動を開始します。
この音楽、そしてミュージックビデオ作成シーンは、素人で集まってものづくりしたことがある人なら共感間違いなしです!
少しずつ何かが出来上がっていったときの爽やかな喜びを追体験できる本作は、雨の日にぴったりの作品!
また、学生時代に音楽でも漫画でも映画でも、とにかく友人と何かをつくったという方は、この映画を観て当時のことを思い出すのもいい時間になると思います♪
ちなみにわたしが学生時代につくったミュージックビデオですが、撮影当日になって突然、キャストの1人の女の子が顔出しNGを宣言。
別に闇金業者へのインタビューじゃないのだから顔を隠す必要はないと説得するも、決意は変わらず……
ストーリーがあるビデオにしていたのでその子抜きで撮るわけにもいかず……
結局その子のみ頭に袋を被って出演というシュールな映像になった思い出があります。
本作でも、ベーシストが勝手に吸血鬼っぽいの牙を持ってきたことでPVに取り入れることにしたり、みんな好き勝手に衣装を持ってきて統一性ゼロになっている様子がたまらなく懐かしかったです。
ロックグループの元ベーシストという経歴を持つジョン・カーニー監督は、過去作『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』もどちらも音楽をテーマにした映画!
ただ友達と作品をつくるというだけでなく、この『シング・ストリート 未来へのうた』のストーリーの大きなポイントは、主人公コナーが鬱屈した毎日を送っている点です。
両親は喧嘩ばかりで離婚寸前、転校した公立校は暴力でものを言わす不良ばかり。
先生にも目をつけられ、体罰といえるような指導も受けます……。
そして作品の中盤、ヒロインのラフィナに「ハッピーな曲をつくってほしい 笑顔になりたいから」と言われるコナー。
「幸せじゃないからハッピーな曲は書けない」というコナーにラフィナが教えてくれる概念が、「Happy Sad」です。
例えば……
部屋を片付けていて開いた学生時代のアルバム……
「卒業しても、変わらず遊ぼう!」と約束していたけれど、新しい生活・新しい人間関係に追われて結局なかなか会えず……。
もうあの頃には帰れないし、あの頃と変わらずというわけにはいかなかったけど、当時の瞬間を閉じ込めた写真を見ると笑顔になり、幸せになる……
はい、それ「Happy Sad」です!
例えば……
些細なことで喧嘩をして別れてしまった元恋人とばったり再会……。
もうお互い家庭もあり、充分幸せな人生を送っているけれど……
「でも、もしあの時喧嘩しなかったらどうなってたんだろうね~」と、あり得たかもしれない未来を想像して笑い合う……。
はい! それも「Happy Sad」です!!
こういった幸せだけど切ない、悲しいけど幸せな気持ちを、『シング・ストリート』では「Happy Sad」と名づけています。
音楽・ビデオが完成していく爽快感の中にも、その背景には主人公たちにはどうにも出来ないことが見えます。
夢を奪われたお兄さん、不仲の両親、バカといじめっこだらけの学校……
ただ楽しく友達と音楽をつくるHappyな映画ではなくこういった背景があることから、この映画全体が「Happy Sad」な映画といえると思います……!
本作に登場する楽曲はどれも80’sの風味あふれる最高の曲ばかり……そしてその中でも「Drive It Like You Stole It 」は屈指の名曲。この曲が流れるシーンは、「Happy Sad」という概念を体現している最高のシーン!
雲ひとつない晴天の空じゃないかもしれない、でも雲の間から見える空にしかない魅力がある。
この映画を見終わった時には、雨上がりに青空が見えたときのような気持ちになるはず!
ではでは、映画であなたの人生がさらに輝きますように!
お茶好きの猫舌。ヘッドフォンをして、お茶しながらのんびりDVDを観るのが好き。
音楽がたくさん流れる映画が特に好き。
おじいさん・猫・犬が出てくる映画はポイントが高くなる。
←第1回 がんばってるお母さんを見て、自分も元気になれる映画5選
(第3回につづく)
(文/ホズミ カノ、イラスト/Sakai)
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