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エンタメ

西田メルモの 話題の映画、ほぼ公開直前レビュー
第2回『メッセージ』

『メッセージ』レビューのトップ画像

こんにちは! 映画鑑賞日は、
朝からドリンク摂取量の調整がはじまります、西田メルモです。

今回は、5月19日公開の『メッセージ』を観てきました!

カナダの鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が放つ至極の美しきSF映画、
一口に“SF映画”という単語だけではとても言い表せない作品です。

『メッセージ』

ポスター画像
© 2016 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC.
原題
Arrival
製作年
2016年
製作国
アメリカ
配給
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間
116分
監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
キャスト
エイミー・アダムス
ジェレミー・レナー
フォレスト・ウィテカー
マイケル・スタールバーグ他

【作品紹介】

突如地球に飛来した未知なる飛行体。
知的生命体と意志の疎通をはかる役目を担うことになった言語学者ルイーズは、
“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく……。

『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価され、
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編の監督に抜擢されたことでも注目
されているドゥニ・ヴィルヌーヴ。

本作は、優れたSF作品に贈られるネビュラ賞を受賞したアメリカ人作家テッド・チャンの
小説『あなたの人生の物語』が原作の全く新しいSF映画。

主人公ルイーズ役には『ダウト あるカトリック学校で』(08)、『アメリカン・ハッスル』(13)など
5度アカデミー賞にノミネートされているエイミー・アダムス。
彼女とチームを組む物理学者イアン役には『ハート・ロッカー』(09)『ザ・タウン』(10)で
2度アカデミー賞にノミネートされたジェレミー・レナー。
その他、『ラストキング・オブ・スコットランド』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した
フォレスト・ウィテカーが共演。

【あらすじ】

ある日、突如として地球上に現れた巨大な球体型宇宙船。
謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ
(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が地球にきた目的を探っていく。
やがて言語を通じてその謎が解けた時、ルイーズを待ち受けるメッセージとは……。

リアリティを失わせずに最後まで見せる
現実と非現実が交錯するSFドラマ

劇中画像
© 2016 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC.

予告を見た時、「近年こういう設定の海外ドラマや映画多いよな~。
似たような感じかな~。」と思いながら映画館へ行ったのですが、いざ観てみたら全然違いました。

小説が原作なのですが、私は読んでいなかったので前情報なく観て、
結末にたどり着いたときには想像もしていなかった展開に衝撃を受けました。

そして観終わったとき、一度きりの人生をどう生きるかを、
自分にとって大切な人と話したくなるような、静かながら深く考えさせられました。

鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が投げかける壮大なメッセージ、
そしてアーティスティックな映像美と音楽が創り出す圧倒的な世界観に没頭して観てほしい作品です。

言葉の通じない相手との対話

言語学者ルイーズは、謎の知的生命体に「地球にやってきた目的は何なのか」を問うため、彼らと対話する術を探っていくのですが……。

話すことも、書くことも、ジェスチャーも通用しない、
たった1つの質問を問いかけることが、どれ程難しいことなのかを本編を通じて痛感させられます。

劇中画像
© 2016 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC.
劇中画像
© 2016 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC.

そして、彼らがどのような能力を持っているかもわからない。
放射能を放ってくるかもしれない……
何か人体に危険を及ぼすかもしれない……

人間が、自分達が分からないものに対して取る行動も国が違えば様々で、
その様子はまさにこれまで辿ってきた人間の歴史を見るような、
人間の本質がどういうものかを、痛いほど明確に見せられます。

本作は、いわゆるSFドラマでは終わらない
人間について、人生について、様々な角度から質問を提示してくれる映画になっています。

映画館の環境だからこそ全身で体感できる、
鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が創り上げた壮大な世界観。
ぜひ劇場で没頭していただきたいです。

 
© SonyPicturesJapan
プロフィール画像

西田メルモ

知識量少なめ、熱量多めの映画大好き人間(女)。
映画館で観るのが好きで、毎週何を観に行くか考えている時が至福です。
ホラーとグロテスクな映画以外、何でも観ます。
将来、お気に入りの映画館まで自転車で通える距離に家を構え、
その家にシアタールームを作るという野望を抱き生きています。

(文/西田メルモ)

※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。

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