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【2018 水着】体型カバー水着がかわいい!
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(2018年3月28日 更新 ※レビュー追記)
こんにちは! 映画の世界観に合わせた服装で劇場に行くとテンションが上がります、西田メルモです。
“フランス映画界の貴公子”ジェラール・フィリップと往年の大女優ジャンヌ・モローの競演で映像化された、恋愛映画の金字塔『危険な関係』。
1782年にフランスの作家コデルロス・ド・ラクロによって書かれた同名小説を元に、18世紀フランス貴族社会から1960年代のパリ上流社会に舞台を変えて描かれています。
本作の監督は、ブリジット・バルドー、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェーン・フォンダなどとの華麗なる恋愛遍歴を持つ、巨匠ロジェ・ヴァディム。
自身の妻を自作映画に出演させることで、輝かしい名女優に育てあげたことでも有名です。
公開当時、背徳的な内容と過激なシーンが多いことから、本国フランスで上映禁止となり海外への輸出も禁じられた問題作が、約60年の時を経て、4Kデジタル・リマスター版で美しく蘇ります!
- 原題
- Les Liaisons Dangereuses
- 製作年
- 1959年
- 製作国
- フランス
- 配給
- セテラ・インターナショナル
上映時間- 110分
- 監督
- ロジェ・ヴァディム
- キャスト
- ジェラール・フィリップ
ジャンヌ・モロー
アネット・ヴァディム
ジャン=ルイ・トランティニャン
ジャンヌ・ヴァレリー他
パリの社交界でも目立つ存在の外交官夫妻、バルモンとジュリエット。
バルモンは裕福かつやり手の外交官、ジュリエットは美貌の若妻。
華やかな表舞台の顔とは別に、裏ではお互いの情事の成果を報告し合うことを楽しんでいた。
ジュリエットは、愛人だったアメリカ人のコートが17歳のセシルと婚約したことを知り、嫉妬心からバルモンにセシルを誘惑するよう持ちかける……。
“ジャズの名曲とシャネルが彩る、至極のフランス映画”
ジュリエット役のジャンヌ・モローが身にまとうのは、私もいつか着こなせる女性になりたいと切に願う、シャネル!
芸術品とも言える、気品あふれる洋服の数々を見ているだけでも、心が躍りだします。
音楽には、ジャズピアニストの最高峰セロニアス・モンク、さらには当時爆発的な人気を誇ったジャズバンド、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによるモダン・ジャズナンバーが全編に使用されています。
それはまるで60年代のパリに足を踏み入れたかのような、極上の時間を堪能することになるでしょう!
当時、過激すぎる内容でフランス映画界に衝撃を与えた「早すぎた奇跡の傑作」と呼ばれる本作。
劇場で観る価値のある名作なので、ぜひこの機会にご覧ください!
オープニングのタイトルロールから、
ブラック&ホワイトの映像とバックグラウンドで流れる音楽がなんともオシャレ!!
60年代フランス上流階級の煌びやかなホームパーティーのシーンから始まり、
のっけから本作の世界観に惹き込まれます。
そして、4Kデジタル・リマスターによって鮮明にスクリーンに映し出される
メインキャストの面々が美しいこと!!
当時、世界一の美男子とも謳われたジェラール・フィリップ。
美しさの中に可愛さもあわせ持つ、フランスを代表する大女優ジャンヌ・モロー。
ヴァディム監督の当時の妻で、本作への出演を皮切りに映画スターの座へと
押し上げられることとなったアネット・ヴァディム(ストロイベルグ)。
本作の演出家であるクロード・マルタンにより見出され、
主人公バルモンの従妹役の座を射止めたジャンヌ・ヴァレリー。
のちの世界的大ヒット映画『男と女』(66)の主演で、世界的に注目を集めたジャン=ルイ・トランティニャン。
まさに眼福の極みです。
さらに、スクリーンに映し出される美しい映像に合わせ、効果的に流れるアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによるモダン・ジャズ音楽が心地よく耳に入ってきて、目と耳のご褒美と言える、至福の時間を味わうことができます。
ストーリーが過激な内容であることは確かですが、そのことだけにとらわれずに、
今観るからこそ、自然とそこを超越した世界として楽しめる作品だと思います。
YEBISU GARDEN CINEMAで本作を観たあとは、恵比寿のオシャレなカフェやレストランで、映画の余韻に浸りながら素敵な時間を延長して楽しむ。なんて過ごし方もおすすめです。
「劇場に足を運び、映画を観る楽しさ」を再確認させてくれる作品です。
ぜひ、劇場でご覧ください。
『危険な関係』
2018年3月24日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAにて公開中
映画HP : http://www.cetera.co.jp/gp/
(文/西田メルモ)
※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。
知識量少なめ、熱量多めの映画大好き人間(女)。
映画館を訪れるのが好きで、毎週どの作品を観に行くか考えている時が至福です。
ホラーとグロテスクな映画以外、何でも観ます。
将来、お気に入りの映画館まで自転車で通える距離に家を構え、
その家にシアタールームを作るという野望を抱き生きています。
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