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【2018 水着】体型カバー水着がかわいい!
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こんにちは。
なかやまきんに君や、松岡修造さんと同じ「AB型」であり、仰天ハイトーンボイスで、ペットボトルの蓋を吹っ飛ばしたマライア・キャリーさんと同じ「3月27日生まれ」のホーミーです。
さて、先日ドコモタワーと都庁のライトアップを間近で見てきました!
2020年東京五輪開幕まで「1年」を記念したライトアップが、2019年7月24日に各地でスタートし、「東京オリンピック・パラリンピック」が、いよいよやってくる雰囲気が漂いはじめました。
もうあと1年でやってくる東京五輪。
みなさんはどんな競技を見たいですか?
友人から、「オリンピックの近代五種っていうマイナー競技、興味ある? 当たったから、一緒に行かない?」と言う奇跡のLINEが届き、なんと念願の東京五輪体験ができることになりました!
「誰も知らないマイナー競技って、一体どんな競技だろう?」と、近代五種について調べてみると、もうカオス過ぎて……かなり面白い競技だったのです。
つっこみポイント満載のこの競技、知らないと勿体ないのでご紹介します!
このオリンピック競技「近代五種」は、全世界競技人口が300人、日本人選手が33人というマイナーさ。
日本では「近代五種」の競技の詳細を知る人も、観戦経験がある人もごくわずかです。それに追い打ちをかけるように、まったく異質な競技が5種目もあり、それぞれルールも難解です。
まるで凡人にはわからなくていいですと言わんばかりの、とっかかりにくさです。その攻めの姿勢に俄然、興味がわきはじめました。
つっこみポイント!
マイナーになるべくして、真面目に攻めてるようにさえ思える競技「近代五種」。
この日本における知名度の低さ。マイナーすぎるゆえに、こんな面白PR動画まであります。
日本では馴染みの薄い競技ではありますが、ヨーロッパでは王族・貴族のスポーツと呼ばれて人気があり、「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれます。では一体、その「近代五種」とは、どんな競技なのでしょう?
現在のオリンピックは、近代オリンピックの父と呼ばれる「クーベルタン男爵」によって、古代ギリシャのオリンピアの祭典を復興させた世界的スポーツ大会として誕生しました。その近代オリンピックとともに、「クーベルタン男爵」によって考案された競技こそが、この「近代五種」なのです。
古代アテネオリンピックの五種競技「レスリング」「円盤投」「やり投」「走幅跳」「短距離走」を、近代にふさわしい五種競技へ変えて考案されました。
男爵自ら「スポーツの華」と称した程、自身が目指した「スポーツの中に哲学を見出す精神と姿勢」が現れた、由緒正しき競技「近代五種」。
1人の選手が5種目の競技「フェンシング・水泳・馬術・レーザーラン(射撃+ランニング)」を行いますが、これは「剣」や「銃」で戦いながら敵陣を「馬」で突破し、川を「泳ぎ」、丘を「滑走」しながら自軍へ戻り、戦果報告をした将校の故事に乗っ取っています。
しかし、王族・貴族のスポーツと言われるような優雅さがあった当初は、1日に1種目、計5日間にわたって競技が行われたのですが、1996年アトランタオリンピック以降、中継を行うテレビ局側と観客側の「1つの競技場で5種目全て見たい」などの要望を汲み取り、全競技を1日でこなす形式に変更されました。また、北京オリンピック後の2009年からは、射撃とランニングをミックスして行うレーザーラン競技へ、競技時間短縮のため変更され、心身ともに限界まで追い込まれる過酷な競技へ変貌しました。
つっこみポイント!
え! こんなにバラバラの競技施設・競技用具を要する上、全て1人で行う競技をなぜ1日に? 選手も観戦者もスタッフも、もう全員カオスすぎる……。
やっぱり攻めてるな!
当日の抽選により決定した騎乗馬を操ります。制限時間内に競技アリーナに設置された、様々な色や形の障害物を飛び越えてコースを走ります。
12障害15飛越(ダブル、トリプル障害を含む)で行われ、高さは最高120cmです。この種目のみ、300点満点からの減点方式で計算します。
通常の馬術競技は、ともに息を合わせ練習し続けてきた自らの馬に乗って競技しますが、この近代五種では初対面の馬を短時間で馴らしながら、数々の障害と向き合って挑む事を求められます。この馬との相性が試合の結果に関係します。乗馬技術も必要ですが、馬次第ともいえます。
そのためこの種目では、いかに諦めず馬にアプローチし続ける粘り強さや柔軟さを持ち、さらに焦りを表に出さず冷静さを保つ精神力などがあるかが重要となるのです。
つっこみポイント!
競技用の馬が、それまでともに育み続けた関係性も相性もなく、抽選の運で決定。
馬との信頼関係ゼロから本番スタートだなんて。
やっぱり攻めてるな!
相手の全身に対して突きを繰り出す「エペ」で戦います。1分間1本勝負で、全選手と総当たり戦を行い、勝率によって得点がつきます。250点=勝率70%を基点として、得点が増減します。1勝あたりの得点は、出場人数により試合数が変わるため異なります。
フェンシングで最も強く求められるのが瞬発力です。
対戦相手と静かな対峙から、一瞬のスキをついて剣で攻撃。その攻撃は、最新テクノロジーによってしか判定できない程、目にも止まらぬ速さです。さらに短時間で次々に全選手と試合を行い続ける必要があるため、1試合ごとの瞬発力だけではなく、最後まで途切れない集中力が必要です。
つっこみポイント!
全選手と総当たりで、ほぼ途切れなく試合を行い続ける。
やっぱり攻めてるな!
200m自由形を泳ぎ切る速さを競います。ゴールした時のタイムによって得点がつけられます。250点=2分30秒を基点として、1点=0.33秒(3点=1秒)が増減します。
最終種目「レーザーラン」が、それまで種目「馬術」「フェンシング」「水泳」の合計点の得点差によってスタートするため、なんとか点数を稼ぎたい種目です。
日本では、「馬術」「フェンシング」の経験が浅くても、「水泳」の経験者が多いのも特徴です。水中という体に負担のかかる環境で必要とされるのは、パワーと持久力です。
つっこみポイント!
「馬術」「フェンシング」「水泳」の合計点を稼ぎたいなら、この「水泳」で点数は稼ぎたい。
それまでの種目は、最終種目「レーザーラン」のスタートを決めるためだったなんて。
やっぱり攻めてるな!
射撃とランニングを交互に4回行い、着順を競います。500点=13分20秒を基点として、それまでの競技「馬術」「フェンシング」「水泳」の合計点を1点=1秒とタイム換算し、時間差を設けて上位選手からスタートします。このレーザーランでゴールした着順が、最終順位となります。
「射撃」は、レーザーピストルで10m離れた場所から、直径約6cmの的に、弾を5回命中させます。命中しない時は、制限時間50秒間は撃ち続けます。その後、ランニングに移行します。
「ランニング」は、800m走です。この長距離を走った直後に全身の動きを瞬時に整え、精密な射撃動作を行わなければなりません。その後、射撃に移行します。
この「射撃」と「ランニング」を交互に4回繰り返しゴールします。射撃が当たらないとランニングに移れないため、そこで差が開いてしまいます。
つっこみポイント!
最終順位は、この種目のゴールした着順。
動から静、静から動への状態変化を交互に4回。
もうこの種目こそカオスの集大成。
やっぱり攻めてるな!
全く性質の異なる「困難」に、1人で次々と「挑戦」する、過酷な複合競技。各種目マスターのみならず、全体像を頭で描きながら戦略を立て、計算して身体を切り替え、体力と精神力をコントロールする。多種にわたる種目の中で順位も入れ替わり続け、結果も最後まで確信できない。
もはや人生そのもの
このように、クーベルタン男爵の考案した競技「近代五種」は、彼の「スポーツの中に哲学を見出す精神と姿勢」が息づき、まさに「精神と肉体の調和」を実現できるスポーツ競技だったのです。
東京2020オリンピック競技大会では、史上最多の33競技・339種目が42の競技会場で開催されます。
その中で、「近代五種」のスケジュールをまとめました!
さあ! この多様な競技がやってくる「2020年東京オリンピック・パラリンピック」まで1年!
この「近代五種」も含め、いろいろ楽しみを増やしながら、どんどん盛り上がっていきましょう。
(文・写真・イラスト・図表/ホーミー、フリー素材/いらすとや)
※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。
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