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こんにちは。
ジャンル問わず面白そうな映画は端から端まで見てみたい!
映画大好きシマシマとバラバラです。
『Netflix』や『Amazonプライムvideo』など、動画配信サービスが盛り上がっていますね。
安く手軽に映画を楽しめるようになって、映画ファンには嬉しい限り。
とはいうものの、劇場のスクリーンで作品を観る文化をなくすのは惜しい!
防音施設の特別空間で、音や大画面で迫力のある映画を思う存分楽しみたい!
今回は映画をお得に鑑賞できる「名画座」をご紹介いたします。
「名画座って、普通の映画館とどう違うの?」と疑問に思う方が多いと思います。
ざっくり説明すると、ロードショー公開が終わった作品や往年の名作などをリバイバル上映する映画館のこと。
大人1,500円(税込)前後で2~3本観ることのできる映画館もあれば、
毎月1日「映画の日」に800円(税込)で2作品観ることのできる映画館もあります。
DVD化されていない作品や懐かしのモノクロ映画、特定の監督や俳優を特集した企画上映などもあり、
映画好きにはたまらない映画館なのです。
今回は、都内名画座でも特にオススメの3館をご紹介します!
通常の映画館と同じ完全入れ替え制。1日に2~3種類の作品を上映します。
作品によりチケット料金は異なり、1,000円~1,800円(税込)が一般価格ですが、火曜日と毎月1日は1,000円(税込)で観ることができます。年会費でさらにお得な会員割引もあります。
上映プログラムは基本週代わりで、ドキュメンタリー映画や実話を元にした作品が多めですが、カンヌ最高賞を受賞した『万引き家族』や、未だに話題作の『カメラを止めるな!』等も上映しています。
取材日当日(2018年9月24日)の上映作品は、モスクワ国際映画祭で2冠に輝いた『四月の永い夢』、
山﨑努さんと樹木希林さんが夫婦役で出演された『モリのいる場所』、
世界的ピアニストのドキュメンタリー『フジコ・ヘミングの時間』を上映しておりました。
お年寄りにも人気で館内には長蛇の列。通常席以外も補助シートやパイプ椅子で席を確保してくださいます。
補助席も間に合わず立ち見になることもあるとか。
ロビーには今後『上映予定作品ポスター』等がズラリと壁一面に並んでいます!
旧作映画だからこそ公開当時を懐かしむ気持ちになります。
『フライヤー』は基本、当時の復刻版。欲しかったあの作品の『フライヤー』を手に入れる貴重なチャンスです。
『ポスター』や『ポストカード』も販売しているタイトルもあります。
上映中作品の新聞記事等も掲示するなど作品へ興味を引く気遣いも嬉しい。
全く知らない作品でも「見てみようかな」という気持ちにさせてくれます。
バラバラが取材担当したのは「早稲田松竹」さん。
「早稲田松竹」は1951年に開館しました。
1975年より2本立てとした名画座となり、多くの学生を中心に現在でも親しまれています。
東京メトロ高田馬場駅から徒歩2分、JR高田馬場駅から徒歩5分の所にあり、早稲田通り沿いにあるので迷わずに到着できます。
「早稲田松竹」ではルールがあります。
・飲食物の持込みはアルコール以外は自由ですが、においの強い物や他のお客様へ迷惑になる物は禁止。
上映前にビニールから出して封を切っておくか、缶を開封しておくとGOOD!
・座席は全自由席でネット予約は出来ません。
・料金は一般1,300円(税込)で2本鑑賞する事が出来ます。
スクリーンは1つで、2本の作品が交互に上映。
1本だけ観て帰るのも自由。最終上映の1本ならば800円(税込)で鑑賞可能。
・毎月1日の「映画の日」ならば料金は800円(税込)。800円という料金の半端ない魅力!
中学生以上の学生はいつでも1,100円(税込)で鑑賞できます。映画館でこんなに安く観られるとは驚きです。
上記のルールさえわかれば怖い物無し。あとは劇場に向かうだけ!
上映作品は毎週土曜日に変わります。
同時上映の作品は同じ監督の作品であったりテーマが似ていたりと共通点があります。
製作国も日本、アメリカのみならずアジア、ヨーロッパ等、様々な国の作品が鑑賞出来るんです。
ニッチな作品ばかりでは無く、誰もが知っているような作品も多いんですよ。
バラバラ:上映作品はどのように決めているんでしょうか?
支配人 :月に2回会議があり、スタッフと話し合って決めています。
映画好きなスタッフが、過去の作品から最新作まで、他のシアター様や自宅で鑑賞した物を挙げて「早稲田松竹」で
上映したい作品を選んでおります。
バラバラ:上映作品を決める専門のスタッフがいるのでしょうか?
支配人 :はい、普段はサイトの管理やウェブの担当をしております。この2名は特に映画好きで詳しいんですよ。
バラバラ:料金を安く設定されていますがどのように工夫されているのでしょうか?
支配人 :このエリアは学生街で、安く見て欲しいので、16年前に再オープンしてからずっと同じ金額です。
また、特別レイトショーの作品の鑑賞料金は1本で1,000円(税込)にしたりと、上映方法を工夫しています。
バラバラ:客層は学生さんが多いのでしょうか?
支配人 :上映する作品によって変わってきます。 近年話題になった作品の上映だと若い方が多い印象です。
過去の名作では年輩の方が多いと思います。ある監督の最新作を見てから過去の作品を上映するから見に来たという若い方もいらっしゃいます。
バラバラ:アルコール以外なら飲食物の持ち込み可というのは珍しいと思いますが、こだわりがあるのでしょうか?
支配人 :ロビーのスペースの関係で飲料の自販機しか置くことが出来ないというのもありますが、近隣のお店で購入して頂けるのならばそれで構わないと思っております。
上映の帰り道に喫茶店に寄って映画について話して頂けるといいですね。
バラバラ:地域密着の映画館なのですね。
支配人 :早稲田大学の学生さんが地元のお店のCMを制作する企画で、当館のCMを作ってくれたり、文化祭のイベントで当館の入場券を配布して頂いたりと繋がりは多いです。
映画館がある事で地元のお店の活気が持続していければ、なおいいですからね。
バラバラ:動画配信サービスは脅威になっていますか?
支配人 :今の所、影響はまだ感じておりません。スタッフともこの話題をした事があります。
若い人はスマホの画面で観る事に慣れているのでしょうね。
動画配信サービスで観た作品を今度は映画館で観たいという方が足を運んで頂けると嬉しいです。
バラバラ:最後に映画館での仕事のやりがいは、どういった所にありますか?
支配人 :2本の上映が基本となっておりますのでアンケートに「目的じゃなかった作品も面白かった」と書いて頂けるのを読むと、苦労して選んだ甲斐があったなと思います。
新しい発見や、来て良かったと思って頂けるのがやりがいです。
本日はお忙しい中、ご質問にお答えいただき、ありがとうございました!
1951年にオープンした「早稲田松竹」は今年で67年目になります。
2002年には一時閉館もしましたが、早稲田大学の学生を中心とした署名活動により、2003年に再開しました。
時代が移り変わっても、そこでしか体験出来ない独特な雰囲気を生み出せる事、また、地元のお店との相乗効果で共存できる関係は大きな強みです。
インタビュー後に映画を鑑賞しましたが、大学生から杖をつくおじいちゃんまでまさしく老若男女のお客様がいらっしゃいました。
家族や友人、恋人と鑑賞し新たな会話が生まれるであろう可能性を秘めている“映画館”は今も街に愛され、人に愛されています。
これからも早稲田の街のシンボルとして存在し、多くの人から親しまれて行くでしょう。
さらに、シマシマが取材した、池袋にある「新文芸座」さんは、1枚のチケットで入れ替えなしの2本分鑑賞できる映画館です。
通常一般価格は、1,350円(税込)。年会費の会員は更に割引。
※土曜日のオールナイト上映は、料金形態が別になっているのでご注意ください。
毎週土曜日の夜は、オールナイトとして、俳優や、シリーズ・ジャンル等で纏めた作品を一挙上映。
豪華ゲストを招いたトークショーを開催することもあります。
公式サイトから『上映作品のチラシ』がダウンロード可能なので、そんな心遣いも有難いです。
上映プログラムは日替わりと週替わりの場合があるので公式サイトやTwitterをチェックしてみてください!!
DVD化されていない作品も、リバイバル上映する場合があり、10月20日のオールナイト上映は『獣人雪男』を含む
「東宝特撮まつり」でした。
取材に訪れた日には「追悼・西城秀樹」として西城秀樹氏の主演・出演映画を日替わりで上映していました。
また、2018年9月24日の一部の回では「応援上映」を実施していたりとファンには嬉しいイベントを開催。
※「応援上映」とは
“映画の上映中に観客が大声を出すことが認められた特別上映回。
同様のものにチアリング上映、発声型上映、絶叫上映、声出し上映など。
盛り上がるシーンで歓声や声援を上げたり、ツッコミを入れたり、劇中のセリフを唱和したり、サイリウムを持ち込んでコンサートのように楽しむことができる。”
西城秀樹出演作の、スチール展示や、上映開始一時間のみのブロマイド販売も。
「スーパースターシステム」という館員のサービスをお客様に判断してもらう投票企画やドリンクバー、限定パン販売もあり、独自の持ち味があります。
公開当時の記事等も掲示されています。鑑賞後に改めて見ると映画への理解が深まるかもしれません。
通路には上映中作品と上映予定作品のポスターが並んでいます。当時のものが数多く掲示されているのもリバイバル上映ならではの楽しさ。
休憩スペースの横には喫煙室。一服したい人も安心。
映画関連書籍と中古パンフレットも販売。掘り出し物が見つかりそうですね。
「新文芸座」で上映予定の作品は勿論、シネコンの『新作フライヤー』も置いてあります。
知らなかった作品に触れるチャンスはこんな所にも!
懐かしの映画をお手ごろ価格で観ることが出来る名画座。
古き良き映画を “映画館で観る” 見逃したあの名作を探すもよし、敢えて未知の作品を観るのもよし。
ぜひ、皆様も足を運んで “お得に映画鑑賞&名画座めぐり” を楽しんでください。
下高井戸シネマ様、早稲田松竹様、新文芸座様、取材許可を頂きありがとうございました!
(文・撮影/シマシマ、バラバラ)
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