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映画

『トリガール!』
これが青春というものか!!
今注目の若手人気俳優たちが全身全霊で挑む、青春コメディ熱血映画!!

『トリガール!』レビューのトップ画像

こんにちは! コメディ要素を含む映画鑑賞中、
劇場内でほかの観客の方々と同時に笑いが起こると小さな幸せを感じます、西田メルモです。

今回は、9月1日公開の『トリガール!』を観てきました!

土屋太鳳、間宮祥太朗をはじめとする若手人気俳優たちの熱い熱い演技が込められた本作、
同世代の人たちはもちろん、おとな世代の皆さまも絶対楽しめます!

『トリガール!』

ポスター画像
© 2017「トリガール!」製作委員会
製作年
2017年
製作国
日本
配給
ショウゲート
上映時間
98分
監督
英勉
原作
中村航
キャスト
土屋太鳳
間宮祥太朗
高杉真宙
池田エライザ
ナダル
矢本悠馬他

【作品紹介】

年に1度、琵琶湖で行われる鳥人間コンテストに全てを懸ける若者たちの青春の日々を、
人気作家・中村航が軽やかなタッチで描いた小説『トリガール!』(角川文庫)。

そんな青春部活小説を、『ハンサム★スーツ』(08)、『ヒロイン失格』(15)の
英勉(はなぶさ つとむ)監督のもと、土屋太鳳主演で実写映画化!

土屋太鳳は、“毒舌”ツッコミ女子役という新境地に挑戦。クライマックスでは声が出なくなるほど叫び続けた。

『帝一の國』(17)で注目の間宮祥太朗は、ヤンキーかぶれで普段は強気な態度なのにメンタル最弱という
振り幅がある役を演じきり、撮影前には自転車のトレーニングを重ねた。

主人公ゆきなが一目惚れする爽やかイケメン先輩役は、今年だけで6本もの公開作品が控える高杉真宙。

ゆきなを癒す親友役は、人気モデルで近年女優業も急増している池田エライザ。

サークルをまとめる設計責任者役は、注目の個性派俳優として活躍する矢本悠馬。

替えが効かない演技を披露したコロコロチキチキペッパーズのナダル。

実際の鳥人間コンテストの開催時期と同じ真夏に撮影が敢行された現場は、物語とリンクし、
土屋太鳳が 「英組で過ごしたあの夏は、私にとっても青春だった。」と語るように、
彼女たちが体験した青春がそのまま映し出される作品となった。

【あらすじ】

流されるまま生きてきた鳥山ゆきなは、大学入学早々に一目惚れした圭先輩に誘われるままサークルに加入する。
そのサークルは、100人近い部員がいる人力飛行サークル<Team Birdman Trial>だった!

大好きな圭先輩と空を飛びたいという夢を胸に、夏の琵琶湖で開催される大会に向けてトレーニングを始めたゆきなの前に「狂犬」と呼ばれる坂場先輩が現れ、圧倒的な力を見せつけて正パイロットの座を奪ってしまう。

やる気を失うゆきなだったが、現場に来るよう説得されて渋々行ったテストフライトで、圭先輩が大怪我を負う事故が起きる。機体は損傷し、部長でありパイロットの圭が不在となり意気消沈する<TBT>メンバー。

そんな中で、ゆきなは坂場が抱えた心の傷サークルが懸ける想いを知る。

自分は何をするべきか悩んでいたが、親友の和美が言った「誰かが漕がなきゃ飛ばない」という言葉に背中を押され、坂場先輩と2人で飛ぶことを決意する。

ゆきなと坂場は、みんなの想いを乗せて琵琶湖の空にキセキを描けるのか ――。

笑って、叫んで、ののしり合う!?
熱血すぎる“空飛ぶ”青春エンターテインメント!

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

今ノリにノッている若手俳優陣が勢いのある掛け合いで観客をひき込む
青春映画『トリガール!』が、ついに9月1日公開になります!

原作は、人気作家・中村航が母校である芝浦工業大学の人力飛行サークルを題材に書いた同名の小説。

ストーリーは王道の青春モノが持つ爽やかさをしっかり保ちながらも、
物凄い勢いでののしり合うメインキャストたちの様子には思わず声を出して笑ってしまいます。

「鳥人間コンテストのドキュメントより、面白い映画にしたい!」

そんな思いを掲げ、フィクションだからこそ出せる面白さ、映し出せる映像があるのではと思い、
監督・スタッフ皆で尽力し、実写映画化を実現させた本作。

そこに役者陣の繰り出すアドリブも加えられ、
これまでの青春映画のアプローチとはまったく違うものになっています。

こんな青春映画、今までなかった!!
年齢に関係なく、誰が観ても絶対楽しめる映画になっています!

かわいい!! イケメン!!
そんなキャストの全力投球が見ていて気持ちいい!!

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

映画が始まり、スクリーンに映し出しされるのはメガネメガネメガネ……
メガネ男子だらけのバスに1人乗り込む女子が、土屋太鳳演じる本作の主役、鳥山ゆきな。

一浪しながらもやっとの思いで大学に合格し、キラキラのキャンパスライフを思い描いていたゆきなは、
最初から声を張り上げてツッコミまくります!

青春映画には欠かせない存在となりつつある土屋太鳳が、
明るく元気なイメージに加え“毒舌”という武器を手にし、“最強コメディエンヌ”としてここに降臨です!

原作者の中村航にも、「鳥山ゆきな役は土屋太鳳さんしか考えられません!」
と言わしめた土屋太鳳。

本作を観ると、今いる日本の女優さんの中で鳥山ゆきなを演じられるのは、土屋太鳳しかいないと納得できます。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

『クローズ』を意識するヤンキーかぶれで口が悪く、ゆきなと顔を合わせてはののしり合い、肝心なところではメンタルの弱さが仇となる坂場を演じる間宮祥太朗。

イケメンでノリも良くモテそうなのに、バラエティ番組では他の俳優にイケメン枠を譲り、何となくお笑い担当のような役回りをしているのをよく目にする彼。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

本作では、絶大なパワーを持つ<TBT>のエースパイロットという役でもあるので、
撮影前から自転車の猛特訓を行っていたそうです。

その甲斐あって自転車を漕ぐ姿はパワフルで美しく、
普段の坂場=ヤンキー風のコワモテキャラとのギャップにやられます。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会
劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

「君いいカラダしてるね♡」という殺し文句でゆきなを<TBT>に勧誘した
爽やかイケメンメガネ先輩=圭を演じる高杉真宙。

ソフトな印象のイケメンでありながら100人近い部員を統括する部長も務める圭は、
したたかな策略家なのか、それともただの天然か?

常に冷静でいながら、実は熱~~い思いを持ち、時折天使のような笑顔を見せる彼に、
女性の皆さんはグッと心を掴まれてしまうのではないでしょうか。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会
劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

ゆきなの親友で、ゆきなとは対照的に女子力高めでしっかり者のゆるふわ美女=和美を
キュートに演じる池田エライザ。

「ですね」が口癖で一見変わったオタクのようだが、サークルを愛し、
<TBT>をまとめる設計責任者=古沢を演じる矢本悠馬。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会
劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

とにかく叫ぶ芝居が多かった土屋と間宮に、監督も「うるさい映画やな~」と笑顔になっていたそうで、
この笑顔がキャスト陣のエネルギー源になっていたとか!

全員が監督を笑わせようとアドリブを次から次へと繰り出し、
「どこまでやるねん!」と監督にツッコませては現場に笑いが溢れていたそうです。

全力で叫び、全力で笑いを誘い、体当たりの演技で作り上げられた映画。
面白くならないわけがありません!!

観終わった時には、スカ―――っと晴れやかな気持ちになれます!

制作側の秀逸なさじ加減で映画が魅力を増す!
若い世代向けだけじゃない!! おとな世代の皆さまにも全力でお勧めします。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

本作は、2016年の夏に開催された鳥人間コンテストの後、コンテスト関係者の尽力で撤去作業を延長してもらい、
実際に使われたプラットホームの上でドローンを使用して撮影しているシーンもあります。

本物の景色の中で撮影されているからこそ説得力が生まれ、
コメディ要素をたっぷり含みつつリアリティのある映画になっています。

その説得力を持たせるさじ加減が秀逸で、コメディ要素で存分に楽しませながらも
ドキュメントを見るかのような真実味を感じながら観ることができます。

ドキュメントのようでありながら、ドキュメントでは見ることが叶わない“人の目線で見る”本物の景色が、
物語をより説得力のあるものにして観客をひき込みます。

劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会
劇中画像
© 2017「トリガール!」製作委員会

本作は、一所懸命になるっていいなー、全力で人とぶつかり合うっていいなー、青春って素晴らしいなー!
と、心の底から思わせてくれる映画です。

キャスト陣と同世代の方は、今を思いっきり楽しむしかない!! 青春を謳歌するしかない!!
キャスト陣よりおとな世代の方は、こんな青春したかった!! いや、今からでも遅くない!! 休日思いっきり楽しんでやる!! という思いが湧き上がってくるはずです!

観ているだけで気持ちを持ち上げてくれる映画『トリガール!』、ぜひ劇場でご覧ください!

© 2017「トリガール!」製作委員会

『トリガール!』

9月1日(金)TOHOシネマズ 新宿、他 全国ロードショー!
映画HP : http://torigirl-movie.com

プロフィール画像

西田メルモ

知識量少なめ、熱量多めの映画大好き人間(女)。
映画館で観るのが好きで、毎週何を観に行くか考えている時が至福です。
ホラーとグロテスクな映画以外、何でも観ます。
将来、お気に入りの映画館まで自転車で通える距離に家を構え、
その家にシアタールームを作るという野望を抱き生きています。

(文/西田メルモ)

※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。

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