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こんにちは! 年の差カップルを見ると、そこにはどんなストーリーがあったのかと
思いをめぐらせて勝手にグッときます、西田メルモです。
今回は、9月29日公開の『パーフェクト・レボリューション』を観てきました!
障がい者の性への理解を訴え続ける活動家・熊篠慶彦の実話を基に、
友人であるリリー・フランキー主演で映画化されたラブストーリー。
障がい者同士の恋愛とその生活の実情を、エネルギッシュでポップに描いた本作。
ひとつの物語として最高に魅力的な映画になっています。
© 2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
- 製作年
- 2017年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 東北新社
上映時間- 117分
映倫区分- PG12
- 監督
- 松本准平
企画・原案- 熊篠慶彦
- キャスト
- リリー・フランキー
清野菜名
小池栄子
岡山天音
余 貴美子
他
「生まれも性別も、職業も能力も、お金も年齢も、幸せには関係ない。世界に証明するの。本当の幸せを!」
障がいのあるふたりは、まわりに立ちはだかる壁をぶち壊して、“完全なる革命”を成し遂げようとする。
重度の身体障がいがあり、車椅子生活を送りながら、障がい者の性に対する理解を訴えるために活動するクマ。
彼が恋に落ちたピンクの髪の美少女ミツは、人格障がいを抱えた風俗嬢だった ――。主人公のクマに扮して渾身の名演を見せるのは、『そして父になる』(13)『凶悪』(13)『野火』(14)『SCOOP!』(16)などの話題作に出演し、数々の映画賞に輝いてきたリリー・フランキー。
ミツをどこまでも魅力的に演じるのは、『TOKYO TRIBE』(14)のヒロイン役で脚光を浴び、
映画やテレビで鮮烈な演技を披露する清野菜名。ふたりの恋をそばで見守る仲間たちを小池栄子、岡山天音、余貴美子ら、演技派のキャストたちが演じている。
企画・原案は、講演やイベントなどさまざまな活動を通じて、
自身も脳性麻痺を抱えつつ障がい者の性への理解を訴えつづける活動家・熊篠慶彦。彼の実話にもとづく物語を、『最後の命』の松本准平監督がポップに力強く映画化。
熊篠氏の長年の友人であるリリーは、彼の活動と生きざまが映画になると聞き、
役柄を問わず協力したいといって本作への参加を決断している。さらに、劇中に流れる銀杏BOYZの名曲「BABY BABY」は、リリー自ら銀杏BOYZ峯田和伸氏に
「あの曲を使わせてくれないか」とオファー。楽曲の世界観がクマとミツの関係性を見事に表現している。
泣いてもいい、笑われてもいい。障がいなんて二人で超える。革命は起こせる。
クマは幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うように動かせず車椅子生活をしている。
ただし彼はセックスが大好き。身体障がい者にとっての性への理解を訴えるために活動している。
そんな彼が、ある日、美少女・ミツと出会う。
障がい者であるにもかかわらず生き生きと生きているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」
「それを世界に証明するの!」どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、
クマとミツの“最強のふたり”のラブストーリーがいま始まる!
「障がい者の映画をつくれませんか?」
重度の身体的障がいがある熊篠慶彦氏が、友人である松本准平監督にそう相談したことをきっかけに
5年の歳月をかけ、映画化を実現させました。
本作は障がい者の映画であり、本作を観ることで彼らの日常のなかに立ちはだかる
あらゆる障がいを知るきっかけを作ってくれます。
それと同時に、ひとりの人間として大恋愛に挑む彼らの生きざまを、力強くポップにスクリーンに映し出します。
「障がい者だって恋をするし、セックスもしたい。障がい者はただの人間なんです。」
怪物でもなければ聖人君子でもなく、健常者と同様に性欲だってもちろんあるということを
訴える(誤解を解く)ために活動する主人公クマ。
彼の講演を聞き勇気を与えられたピンクの髪の美少女ミツは、クマに猛烈なアプローチを開始します。
周りなんて関係ないくらい感情のままに恋をして、全力で生きる2人。
その姿はとっても魅力的で、自分らしく生き、幸せを追い求めることの素晴らしさを
スクリーンを通して私たち観客に見せてくれます。
生きることについて、恋愛をすることについて、
“幸せになるために自分の人生を生きる” ということについて考えるタイミングも与えてくれる作品です。
障がい者も健常者も関係ありません。
すべての人にとって“革命”になる可能性を秘めた、今までにない映画が誕生しました!
“10年来の友人である熊篠が今までの活動と生きざまが映画になると聞き、
どんなカタチでも参加したいなと思いました。”
障がい者にもそれぞれの個性があって、いろんな人がいる。
身体が大きい人小さい人、話すことが好きな人苦手な人、美人もいれば個性的な顔立ちの人もいる。
ひとりひとりさまざまです。
それは健常者と同じで当たり前のことなのに、
健常者のなかには障がい者が聖人であるかのように見ている人も多くいます。
クマを演じるリリーは、その誤解や偏見を変えていかなければいけないと強く感じていると言います。
熊篠氏と一緒にいる時は、彼が障がい者であることをしばしば忘れるそうですが、それでも、
ご飯を食べるときに大変そうな彼を見て、彼が障がい者であることを思い出してはっとした瞬間があったそうです。
“ひとりの人間 対 ひとりの人間”という関係になっているのはいいことですが、
リリーは「彼らの困っている部分や苦手なことをちゃんと撮ってほしい」と思って発案し、
本作に食事のシーンが追加されることになりました。
動作に制限があるなかで、熊篠氏の動き、目線、言動を忠実にスクリーンに映し出すリリーは、演じているという意識を観客に持たせない、素晴らしい演技を見せています。
これは近くで熊篠氏を見てきたからこそ、感じてきたからこそ表現できたもので、他の俳優には表現できない領域に達しています。
泣いて、笑って、最後には元気になれる、障がいのある2人の型破りでぶっ飛んだ物語。
生きるなかで息苦しさ、不自由さを感じている人、
恋愛に臆病になっている人にぜひ観てもらいたい。
本作は、全力で生きること、全力で恋愛することを、全力で応援してくれるような映画になっています。
主人公クマを演じるリリー自ら選んだ最高の楽曲も、それぞれの衣装やシチュエーションが持つカラーも、
すべてを全身で感じ取ってもらいたい作品です!
現在でも、過去でも、未来でも、
あなたにとって大切な人を思い浮かべながら、ぜひ劇場でご覧ください!
『パーフェクト・レボリューション』
9月29日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
映画HP : http://perfect-revolution.jp
知識量少なめ、熱量多めの映画大好き人間(女)。
映画館で観るのが好きで、毎週何を観に行くか考えている時が至福です。
ホラーとグロテスクな映画以外、何でも観ます。
将来、お気に入りの映画館まで自転車で通える距離に家を構え、
その家にシアタールームを作るという野望を抱き生きています。
(文/西田メルモ)
※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。
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