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エンタメ

冷房完備の映画館でホラーアトラクション体験!
復活する古き良き、新しきモンスター映画の世界を
大迫力で存分に堪能してください。

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』レビューのトップ画像

こんにちは! 映画に熱中しすぎて食べられなかったポップコーンは
エンドロール中に大急ぎで食べます、西田メルモです。

今回は、7月28日公開の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を観てきました!

ここから始まるユニバーサル・ピクチャーズの
モンスター映画シリーズ「ダーク・ユニバース」の記念すべき第1作目です!

体験型ホラーアトラクションのような楽しさもありながら、登場するモンスターの魅力を存分に描いた、
まさに、怖くて面白いモンスター映画の世界が復活した一本です。

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

ポスター画像
© Universal Pictures
原題
The Mummy
製作年
2017年
製作国
アメリカ
配給
東宝東和
上映時間
110分
監督
アレックス・カーツマン
キャスト
トム・クルーズ
ソフィア・ブテラ
アナベル・ウォーリス
ジェイク・ジョンソン
コートニー・B・ヴァンス
ラッセル・クロウ他

【作品紹介】

5000年前に封印された呪われし王女との対決を描く、古代エジプト要素満載のアクションアドベンチャー。
ユニバーサル・ピクチャーズが誇るモンスター映画の次世代向けリメイクシリーズ「ダーク・ユニバース」の第1弾。

主演は『トップガン』(86)、『マイノリティ・リポート』(02)、『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『ジャック・リーチャー』シリーズ等
多数のヒット作を生んだトップ・スター <トム・クルーズ>
ヒット作を連発する彼の出演作演作の中でも、本作は史上最大の全世界オープニング興行収入を記録している。

共演は『キングスマン』(14)の演技をみて本作に抜擢されたソフィア・ブテラ。
『スター・トレック』シリーズ最新作
『スター・トレック BEYOND』(16)にも重要キャラクターとして起用された注目の女優。
元ダンサーであることが可能にする神秘的な動きで、呪われし王女アマネットを熱演する。

監督は、『スター・トレック』シリーズや『トランスフォーマー』シリーズの脚本家として知られる
アレックス・カーツマン。

本作は、『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』(99)と同様に古典の傑作ホラー映画『ミイラ再生』(32)をリブートした作品。
明るい冒険活劇だったハムナプトラシリーズに対して、
本作は、『ミイラ再生』が本来持っていたホラー要素を継承している。
これから始まるダーク・ユニバースの“怖いけど面白い”世界観を提示する一本となった。

2017年夏、「恐ろしいけど惹きつけられる、モンスター映画の世界」が力強く蘇る。

【あらすじ】

灼熱の太陽が降り注ぐ現代の中東で、米軍関係者のニック(トム・クルーズ)と
考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)は謎の地下空洞に隠された巨大な棺を発見。
調査のため棺をイギリスに輸送するが、想定外の事態により飛行機はロンドン郊外へ墜落。

即死であったはずのニックはなぜか無傷のまま遺体安置所で目を覚まし、
脳裏に浮かぶ美しい女性の言葉に導かれるように、棺の行方を捜す。

その棺に眠っていたのは、5000年前にファラオから裏切られ、
復讐のために邪悪なモンスターと化すが、封印された古代エジプト王女アマネットであった。

そして彼女は、ついに永い眠りから目覚めようとしていた ――。

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』公式サイトより)

今度のトム・クルーズは、頼りにならない“普通の人間”!
ミイラを振り払いながら逃げまくれ!

劇中画像
© Universal Pictures

今まで数々のアクションヒーロー演じてきたトム・クルーズ。
そんな彼が本作で演じる主人公ニックは、まさかの普通の人間です。

凄腕のスパイエージェントでもなければ、元米軍エリート捜査官の流れ者でもなく、
何度死んでも同じ日を繰り返すというような特殊設定もありません。
観客の私たちと同じ、普通の人間です。

身体能力や戦闘能力が抜きん出て高いわけでもないのに、
余計なことだけはしっかりするので、むしろ普通の人間よりタチが悪いです。
特殊能力もない癖に、メンタルだけはいっちょ前に冒険野郎な、はた迷惑男ニック。
その様子は、ダメダメバージョンのインディー・ジョーンズのようです。

更に言えば、遺跡の発掘も知識を求める学術的な理由ではなく、発掘した品を闇マーケットに売るため。
つまり、主人公ニックはヒーローとはほど遠い盗っ人なのです。

そんな彼が対峙するのが、自ら呪われることを選んだ最強の呪われし王女・アマネット

虹彩が2つ重なった瞳は異形感が漂い、ボロボロの包帯のみを身にまとったボディラインが強調されるその姿は、
不気味ながら妖艶な魅力を醸し出しています。

そんな王女アマネットは、一声で砂嵐を巻き起こし、
ミイラ軍団を意のままに操る、強大な力を持った邪悪な存在です。

何度刺したところで彼女には効かず、人間の攻撃などものともしない。
「大物は走らない」ことを証明するように、
ゆっくりと歩いてこちらに近づいてくる姿は、恐怖そのものです。

そんな最恐最悪のモンスターに、普通の人間である主人公ニックがどうやって立ち向かうのか……。

鑑賞中、主人公のあまり普通っぷりに、「もう、これで世界は終わった……」と何度も絶望します。
アクションヒーローなトム・クルーズがくれる“いつもの安心感”はどこにもありません……。

しかしそれは同時に、本作が「最強のトム・クルーズがなんとかしてくれる!」という気の緩みなしで、
全力でハラハラドキドキしながら楽しめるホラーアドベンチャーであることを意味します!

あらゆる場所、あらゆる方法で襲ってくるミイラモンスターたち。
その数、そのしつこさは、ゾンビ映画さながらです!

そして来るぞ来るぞ……と身構えていても驚いてしまうドッキリ演出。
観客は気づいているのに、登場人物たちが背後のモンスターに気づいていない怖い&歯がゆい演出もたくさんあります。
思わず、「○○、後ろー!」と各箇所で心の中で叫んでしまいました。

次から次へと起こる大惨事、パニックに次ぐパニック。
「現実でこの光景を目にした時、私は死んでる」と思ってしまうような映像が盛りだくさんです。

そんな非現実的な状況でありながら、主人公が私たちと同じ普通の人間だからこそ、気が付けば感情移入しています。
そんな本作は、まさに冷房完備の映画館で体験できる、真夏のアトラクションです。

命がけで逃げる姿が世界一似合う男、トム・クルーズ。
彼と一緒に、ミイラを振り払いながら逃げまくる感覚を味わうことのできる映画になっています!

エンタメ要素たっぷりながら、しっかりと描かれるモンスターの魅力。
人はなぜ、モンスターに惹かれるのか?

劇中画像
© Universal Pictures

気がつけば人は誰しも、モンスターという存在に惹きつけられていたりします。
ハロウィンの仮装を楽しみ、お化け屋敷を楽しみ、ホラー映画を楽しみます。
その存在を、怖いと思いながらも惹きつけられ、愛してしまいます。

それでは、私たちはなぜ、モンスターを恐ろしいと思うのでしょうか?
殺されるかもしれない……という恐怖ももちろんあると思いますが、
普通の人とは異なる見た目と能力を持った、異質な存在だからだと思います。
世間一般で“普通”とされることから外れた存在に、人は恐怖を感じるものです。

私たちはなぜ、モンスターをかっこいいと思うのでしょうか?
それは普通と違う、特別な存在だからだと思います。
どこにでもいる普通の人々とは違うルックス、能力……
人間を超越した存在という点では、スーパーヒーローと変わりません。

私たちはなぜ、モンスターを愛してしまうのでしょうか?
それはモンスターが、人とは異なる存在だからこそ怖くてカッコよくて、
同じではないからこそその存在に切なさを感じるからだと思います。
“人ならざる者”として生きなければならないことへの切なさ。
異質の存在として生きることへの悲哀。

そんな切なさを背負ったモンスター……
彼らの中には生まれながらモンスターだった者もいれば、元々は普通の人間だった者もいます。
そして、元人間のモンスターに中には、
自らモンスターになることを選んだ者も少なくありません。

アマネット王女も、復讐したいという欲望を追求した結果、自ら闇に堕ちました。

たとえそれが美しい欲望でも醜い欲望でも、
すべてを捨ててでも叶えようと追い求めて、モンスターになった人。
人としての外見を、普通の暮らしを、これからの人生を、
すべて失っても叶えたかった願い。

彼らが普通の人間じゃなくなった瞬間……
それは外見が変わった瞬間でも力を得た瞬間でもなく、
すべてを捨ててでもいいから叶えたい願いを持った時だと思います。
その時、普通の人ではなく、特別な存在になるのです。
そこまで強い願いを持った切ないキャラクターを、どうして嫌いになれるでしょうか。

劇中画像
© Universal Pictures

本作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は、“欲望の物語”であるとも言えます。
遺跡から手に入れた貴重品で一儲けしたいニック、
学術調査を行い、考古学の知識を得たいヒロイン、
その影で動く、「モンスターを拘束・分析、場合によっては破壊したい」秘密組織プロディジウム。

しかし彼らが、呪われし王女アマネットに勝つことなんてできません。
それは彼女が持つ「人間に復讐したい」という欲望が、誰よりも、何よりも強いからです。
彼女に襲われる全員が抱くであろう「死にたくない」という欲望ですら、思いの強さで彼女に勝てません。

誰よりも強い欲望を持ち、特別な存在となった者。
光にいる彼らをヒーローと呼び、
闇にいる彼らを、私たちはモンスターと呼ぶのだと思います。

本作は、手に汗握るハラハラ展開をたっぷり楽しみながら、
モンスターというものの本質・魅力をしっかり感じ取ることができる作品
です!

観終わったあと、「だから私たちはみんな、モンスターが好きなんだ……」と実感しました。

再生であり新生、
モンスターたちが繋がる新たな世界「ダーク・ユニバース」

劇中画像
© Universal Pictures

本作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は、
ユニバーサル・ピクチャーズが開始する「ダーク・ユニバース」の記念すべき第1作目です。

アベンジャーズで知られるヒーローたちが繋がる世界観「マーベル・シネマティック・ユニバース」。
それに対して、ハロウィンの仮装でおなじみ!? な有名モンスターたちが繋がる世界観、
それが「ダーク・ユニバース」です。

ユニバーサル怪物映画のミイラというキャラクターの原型である『ミイラ再生』(1932)で
幕を開けたこの「ダーク・ユニバース」シリーズは、

  • フランケンシュタイン
  • ドラキュラ
  • 狼男
  • 透明人間
  • オペラ座の怪人
  • 半魚人

などなど、「モンスターといえば、これ!」なキャラクターたちの映画が続々登場予定です。
誰しも名前を聞いたことがある、怖いながら魅力的なキャラクターたちばかりが勢ぞろいです!

大好きなモンスターたちに、スクリーンで会える!
そして、彼らが同じ世界を生きてる世界観、1つの映画に集結する未来。
モンスターが好きな人にとっては、これはもうお祭りとしか言いようがありません!

そんなドキドキを秘めたユニバーサル・ピクチャーズの「ダーク・ユニバース」。
この新たなユニバースが始まる瞬間が、
まさに第1作目である本作が公開される“今”なのです!

「マーベル・シネマティック・ユニバース」1作目の『アイアンマン』(08)から
マーベルユニバースを追ってきた観客が最高の映画体験をしているように、
『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』の鑑賞は、これから広がっていく世界の始まりに立ち会えるチャンスです!

ぜひ映画館で、このユニバースの始まりを体験してください!
この夏、ユニバーサルの本気が映画館にあります!

© Universal Pictures

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』

7月28日(金)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
映画HP : http://themummy.jp

プロフィール画像

西田メルモ

知識量少なめ、熱量多めの映画大好き人間(女)。
映画館で観るのが好きで、毎週何を観に行くか考えている時が至福です。
ホラーとグロテスクな映画以外、何でも観ます。
将来、お気に入りの映画館まで自転車で通える距離に家を構え、
その家にシアタールームを作るという野望を抱き生きています。

(文/西田メルモ)

※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。

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