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動詞フォーカスメソッドの3ステップ≒語学習得の秘訣
皆様こんにちは、網野です。
この記事をお読み頂いている方の中には、中国語や韓国語やフランス語など、英語以外の言語も始めてみようかなと思われている方、すでに複数の言語の学習をされている方もいらっしゃるかもしれません。
私は31歳になる直前くらいに英語以外の言語としてスペイン語とポルトガル語の学習を始めました。
その後NHKの語学講座で学習できる言語すべて、そしてそれ以外……とどんどん広がっていって、いま現在私の仕事机の横の本棚には55、6か国語分くらいの入門書が並んでいます。
そして最近、入門書より上の中級~上級レベルの学習者を対象にしたリスニングトレーニングの書籍「耳が喜ぶ○○語」シリーズ(三修社)の既刊書7か国語分をすべて買い揃えて学習を始めました。フランス語版も買うと思います^^;;
中級以上のレベルの語学書の多言語展開シリーズを8か国語もそろえるのは初めてなのですが、このシリーズは主執筆者がそれぞれの言語のネイティブで、お国柄や著者の個性が強く出ていて各国料理を味わうような楽しみがあります。
英語以外に8か国語でそのような楽しみを持てることに幸せを感じたりするとともに、改めて動詞フォーカスメソッドがこういうことを可能にしてくれたのだと思うのです。
英語以外の言語のリスニング教材も「動詞を意識して」学習することが大切です。
テキストの文章の動詞部分に赤鉛筆を引いたり、どういう動詞が使われているかを意識しながらCD音声のシャドーイングやディクテーション、リプロダクションをやるというのも英語と同じです。
本題とは異なるためほんの一言になってしまいますが、これから冒頭でメジャーな他国語の学習方法についてもお話しさせて頂ければと思います。
さて本稿「動詞フォーカスメソッドTOEIC学習法」ではこれからTOEICのパートごとに
を提案させて頂いています。今回は≪パート4≫の解き方の秘訣についてお話させて頂きます。
≪パート4≫は説明文問題と呼ばれ、読まれる文章が100~120ワード程度あるので≪パート3≫までを集中して解いてきた後では長く感じると思います。
正解率を上げるテクニックとしてはやはり「すべて一足先に設問と選択肢を読んでおく」ということが欠かせません。
最初のDirectionが流れている間にNo.71-73の設問と選択肢をすばやく読み、ナレーションが流れてきたら問題の答えを「釣り」ながら聴きます。設問音声が流れたらすぐに解答をマークし、No.74-76のナレーションが始まるまでの間に74-76の設問と選択肢を読む……を繰り返します。
≪パート4≫の設問の疑問詞はWhat中心で、選択肢は”To explain”とか“To introduce”で始まるもののように、動詞を認識すれば早く読み取れるものが多いです。
「釣る」というのは、設問と選択肢に関係ありそうな部分を特に集中して聴くということです。
もちろん、部分部分ではなく文章全体から判断しなければならない問題もあります。
文章全体から判断する問題によくあるパターンとして
What is the main purpose of the talk?
(この話の主な目的は何ですか?)
といったものがあります。
こういう問題に対してはナレーションの特定のどこを聞くというよりまんべんなく集中力を注ぐしかないのですが、こういう場合もナレーションの英文の「動詞」に特に意識を傾けるということが大切です。
つまり、「何をする→誰が/何が」「何が行われる→誰によって/何によって」という要素をおさえながら、つまり聴き取りながら流れを追っていけば、「この話の目的は?」のような質問に対する答えも出やすくなるわけです。
ところで、私は以前、リスニングセクションで一番難しいパートといったらこの≪パート4≫だと思っていました。
読まれる文章も長いし、内容がフォーマルスピーチ系で語彙も構文も難度が高くなっているからです。
しかしあるときから、≪パート4≫は英字新聞やニュースなどフォーマルな英語に接触する時間を増やしていけば十分対応できるもので、より難しいのはむしろ≪パート3≫であると思うようになりました。
その理由は前回と前々回でお話したことと重なりますが、ここでは≪パート3≫と≪パート4≫の問題素材の「スタイル」の違いに意識を向けて頂きたいと思います。すなわち、≪パート3≫は会話文(ダイアローグ)の内容を設問で聞いているのに対して、≪パート4≫は説明文(モノローグ)の内容を聞いているということです。
そして、設問はどちらも3人称を主語として、ほとんどがWhatやWhereなどで始まる疑問詞疑問文です。
ということは、≪パート3≫では前回や前々回もお話ししたように音声が〔会話のやりとり〕で設問が〔会話の内容〕であるというギャップが生じます。このギャップを端的に表すと
会話:だめだよ! → 内容:拒絶した
というものですね。
これに対して、≪パート4≫は音声はモノローグで、主語はイベントの主催者やニュースリポーターなどです。
ということはそれぞれの文の主語は1人称(I/We)が主体になるのですが、話し手の感情や意見をそのまま出すというよりは客観的な事実や、筋道だった意見などが述べられている文章になります。
とすれば、そのモノローグの「内容」を問う設問とのスタイルギャップがあまりないということになります。
これも端的に表してみると
ナレーション:質問事項は準備してあります。
内容:すでに準備してあるもの――質問事項
という感じです。
TOEICセミナーや対策本で「≪パート4≫は、ナレーションの中にそのまま答えが入っている」といわれているのはこのことを表しているように思います。
もちろん、ナレーションの難易度はいわゆる日常会話よりは高いですから、ナレーションそのものを聞き取れるようになるために単語や構文の知識、そしてこのレベルの英文を聞き取るリスニング力は必要になります。
しかし、これについてはまた次回お話ししますが、いわゆる「仕事(ビジネス)レベルの英語力」を身につけるための基本素材として≪パート4≫のナレーションは非常に適しています。プレゼンその他、広い意味で「人前で英語を話す」際に役立つ言い回しも満載です。それらの言い回しを動詞中心に覚えていけばかなり即効で英語力アップに結び付きます。
今回は以上です。
次回は≪パート4≫の日々の英語学習への活かし方についてお話させて頂きます。お楽しみに!
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多言語翻訳者
1970年7月生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身。
上智大学法学部を卒業後司法試験に挑戦するも不合格を繰り返し、うつ状態から立ち直るために始めた英語学習に活路を見出す。
在日インドIT企業で通訳翻訳業務に就き同時期に英検1級・TOEICスコア980取得。
重度重複障害児の長女の介護と次女・長男・三女の出産子育ての傍ら多言語を学習し、英西伯仏伊露中韓独の9か国語で翻訳等の語学業務を受注。この経験を通して独自の語学習得法「動詞フォーカスメソッド」を確立。
長男出産後の2006年、英語勉強法教材「30歳からできたラクラク英語マスター法」を作成、2011年インフォトップ総合1位獲得。以降、中国語・フランス語入門教材作成他、2013年サンマーク出版より「まずは動詞を決めなさい。」出版。
また2014年、2015年にごきげんビジネス出版より英語系電子書籍出版。
趣味・特技:
多言語バイリンガル暗唱芸(instagramに動画あり:ユーザーネームaminochiyoko)
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)女子フィジーク選手。
2016年5月東京オープンボディビル選手権女子ビギナー4位入賞、2017年7月東京クラス別ボディビル選手権女子フィジーク158cm級4位入賞、同11月北区オープンボディビル選手権女子フィジーク4位入賞。
筋トレを中心にしたボディメイクと厳しい減量を通してダイエットの経験値を高めノウハウを蓄積している。
※記事内容はすべて公開日時点の情報となります。
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